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廊下は、相変わらず腐って見える。
これは、他のひとには見えない、僕だけの世界だ。
だからなのか、僕はこの世界が失われてしまうことに恐怖した。
今ですら、僕はこの世界に恐怖しているというのに。
馬鹿らしい。
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